人は知らぬ間に誘導されている
今回のテーマは
「人は知らぬ間に誘導されている」
と、言う内容でお話をさせてもらいたいと思います。
人は自分の意思で飲食し、旅行に行き、人生を生きているのでしょうか?
果たしてそうと言い切れるのでしょうか?という所から、話を始めさせて頂きます。
今回はテーマに沿って4つ項目を挙げてみました。
1.「人は知らぬ間に誘導されている①」
→ 少し不自由な方が集中出来る
2.「人は知らぬ間に誘導されている②」
→ 知らずしらずに動かされている!?コンビニでの歩き方
3.「人は知らぬ間に誘導されている③」
→ 心理学に沿った値段の付け方
4.「人は知らぬ間に誘導されている④」
→ 商品に与えられた様々な付加価値と誘導
それでは解説していきます。
1.少し不自由な方が集中出来る
人は綺麗な文字を読むよりも、少し読みにくい文字で書かれたものの方に。
集中して興味を持ち、その文章を読む事が最近の研究で分かっています。
昔からこの人の習性は音楽業界に、盛んに取り入れられて来ました。
aikoのボーイフレンドという曲のサビでは
テトラポット登って てっぺん先睨んで 宇宙に靴飛ばそう
とありますが「あれ…!?テトラポットって何だっけ?」と思いませんか?
これは歌詞に聴手を引き付ける為の「適度な違和感」です。
この適度な違和感は色んな所で活用されていますね。
危険を知らせる為に道路をあえてデコボコにしてみたり、眩しく輝くパチンコ屋などのネオンもそれに当たりますね!
人は常に光や色など、感覚に多大な影響を受けています。
2.知らずしらずに動かされている!?コンビニでの歩き方
コンビニ、これは良く利用される方が多いんじゃないでしょうか?
適度な違和感のように、コンビニ業界でもしっかりと人の習性が取り入れられています。
人は基本的に反時計回りに、壁際に沿って歩く習性があり。
左手にあるものより右手に見えるものに惹きつけられる習性があります。
ふと思い出してみて下さい。
コンビニに陳列されてる商品が、大手3社でも全く同じ事に気付くでしょう。
ファッション雑誌の後ろには化粧品があり、足の早い、腐りやすいものは必ず壁際に置かれます。
売れないもの程、おすすめ!と書かれ目線の高さに置かれます。
これらは知らず知らずの間に、私達が受けている誘導という魔法なのです。
3.心理学に沿った値段の付け方
A定食1000円 B定食3000円 C定食6000円
という定食があった場合。
人は「余裕があるな」と感じている時はC定食で太っ腹と思ってしまいます。
これは飲食店にも使われている人間の感覚が利用されています。
お店としては6000円のC定食を買って欲しいが、6000円のC定食だけを出しても売れません。
そこでお値打ち、となお打ったA定食とB定食の、罠を仕掛けてある訳です。
これをフレーミング効果と言い、研究においては安い順に
3:5:2
の割合で購入される事が分かっています。
4.商品に与えられた様々な付加価値と誘導
FRANCFRANC(フラン・フラン)などが有名ですが、言葉にリズムを与えて。
少し古くなりますがバンドのオレンジレンジや、あの有名なダウンタウンもそうです。
こうしてリズムで、商品に付加価値を与える手法も良く使われています。
手もかじかむ寒~い冬に、ホクホク熱々おでんはいかがですか?と真反対の言葉を取り入れるなど、様々な趣向が凝らされています。
フレーミング効果でもあったように価値を対比させて、売るという手法ですね。
まとめ
いかがだったでしょうか?私達は本当に自分の意思で、飲食を行い、服を選び、旅行などのツアーに参加しているのでしょうか?
あなたが財布の紐を握る時、これらの魔法が散りばめられている事を忘れずにしてみて下さい。
モノの本当の価値が分かる筈です。
以上
と、いうお話でした。
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