部下から信頼される性格、特徴
今回のテーマは
部下から信頼される性格、特徴
と、いう内容でお話をさせてもらいたいと思います。
あなたには今、部下はいますか?
経験者ならば誰しも感じることと思いますが、自分に割り当てられた仕事をこなすだけでなく、部下の管理を行っていくことはとても大変なことです。
良好な関係を築きつつ、ときには注意を促し、ときには鼓舞していかなければなりません。
すべての部下がまじめで熱心ならば良いのですが、そうでないこともままあります。
そんななかで部下から信頼を集め、自身の管理部門を適切にマネジメントできる人物とは、どんな人なのでしょうか?
今回は、部下から信頼される人の特徴について見ていきます。
知ってすぐに実践できるものではない特徴もありますが、信頼される上司になるために、少しずつでも押さえていくと良いでしょう。
今回はテーマに沿って7つ項目を挙げてみました。
1.「部下から信頼される性格、特徴①」
→ 真面目である
2.「部下から信頼される性格、特徴②」
→ 実績がある
3.「部下から信頼される性格、特徴③」
→ 自ら声をかけ、 部下の話を聞く
4.「部下から信頼される性格、特徴④」
→ 仕事の割り当てに、部下の成長を加味する
5.「部下から信頼される性格、特徴⑤」
→ 部下が失敗したときに、責任を取れる
6.「部下から信頼される性格、特徴⑥」
→ 部下の能力を評価する
7.「部下から信頼される性格、特徴⑦」
→ 猛烈社員にならない
それでは解説していきます。
1.真面目である
この特徴は会社員に留まらず、広く一般的なことと言えます。
人から信頼されるためには、まず真面目でなくてはなりません。
たとえ全面的に真面目でなくとも、こと受け持っている業務に関して真面目でなければ、部下の信頼は得られません。
遅刻が多い、取引先のアポイントに間に合わない、息抜きと称して頻繁にサボるなど、仕事において不真面目なところがあればすぐに信頼は失われます。
信頼の第一歩は、真面目さから生まれます。
2.実績がある
この特徴は、一朝一夕ではつくれないため、参考にならないと思われるかもしれません。
しかしながら、その職場において担当する分野の実績がなければ、部下の信頼は生まれません。
信頼する根拠がないからです。
たとえば営業職の上司に「6か月連続販売ノルマ達成!」とか「売上前年比110%、3年連続達成!」、「100名在籍中、販売実績 第1位!」などの実績があれば、部下も「この人の言う通りにやってみよう」という気になるものです。
特徴1にも触れたことですが、まずは真面目に自分の仕事をして、結果を出している必要があるということです。
販売実績が下から3番目の上司に、信頼など集まりにくいのです。
3.自ら声をかけ、 部下の話を聞く
ビジネスの基本に「ホウ・レン・ソウ」があります。
部下は上司に、報告・連絡・相談をしっかりしなければならないという原則です。
しかしながら、ホウ・レン・ソウ待ちの上司は部下に信頼されません。
もともと、部下は上司に話しかけるタイミングを気兼ねしていることが多いです。
忙しいときに話しかけて仕事の邪魔をしたりしないか、あるいはそれを理由に怒られたりしないか心配になるのです。
そういった部下の心情を理解し、上司の方から気さくに話しかけてあげると、部下の好感度は必然的に上がります。
また、話しかけるのが上司側でも、その後聞き役に回れる上司の信頼度はさらに上がります。
本当は、部下いくらでも上司に話したいことや聞いて欲しいこと、相談したいことがあるものです。
4.仕事の割り当てに、部下の成長を加味する
上司の仕事を手伝うのは、部下の大切な役割です。
だからといって雑用ばかりや、上司自身のいらない仕事、本来上司がやるべき仕事を部下に割り振るのは信頼の失墜につながります。
部下に仕事を割り当てるときに、「この仕事を担当することで、こういったことを学んでほしい。」あるいは「きっとできるはずだから挑戦してみてほしい。」といった願いを込めることのできる上司は、部下からも信頼されるでしょう。
自分のことを優先的に考えているか、部下のことを優先的に考えているかが、良い上司かの分かれ目となります。
5.部下が失敗したときに、責任を取れる
仕事にミスはつきものです。
予想外のミスは、起こりうるものです。
そして、ひとたび上司という立場に立てば、部下単独のミスであっても上司の責任となります。
こうした場面での対応は、上司の力量が問われるところでしょう。
上司自身が自分のミスではないからとつきはなしてしまったり、部下個人のミスであると言い張って責任逃れをしようとすれば、信頼は損なわれます。
自分の部下のミスを、自分の責任範囲で起きたものとして対応できる上司こそ、部下の信頼を集めるでしょう。
6. 部下の能力を評価する
部下が上司に期待することは、自身の育成・成長と評価についてです。
自分のことを評価してくれない上司など、存在する必要がありません。
人間だれしも、良いところと悪いところがあります。
部下の悪いところに過大に着目せず、良いところを正しく良いと認められる上司は、信頼を集められる上司でしょう。
部下側だって、自分の悪いところなど、分かっているものです。
そして部下自身が気づいていない悪いところは、上司がしっかりと諭してあげるべきです。
7. 猛烈社員にならない
特徴1に、「信頼される上司は真面目であるべき」と書きましたが、仕事のし過ぎは信頼の低下につながります。
毎日遅くまで残っていたり休日も出勤して熱心に働くなどは、一昔前であったら尊敬を集めたかもしれません。
しかし現代では通用しません。
時間さえ際限なくつぎ込めば 結果はでるかもしれませんが、限られた時間のなかで仕事を片付け、実績を積んでいくことこそ現代では求められています。
公私をしっかり分けられる上司こそ、信頼を集めます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
部下をかかえる上司は大変です。
社会人が中途で転職する場合にマネジメント経験(部下を持った経験)を問われるのは、それが大変貴重な能力だからです。
仕事で結果を出すことも大事ですが、部下からの信頼の厚い上司こそ、さらにその上のポジションに着くふさわしい人材であると言えます。
一個人で出せる実績と組織で出す実績では、当然後者の方が大きいからです。
今回は、部下の信頼を集める人の特徴について見てきましたが、あなたはいくつ当てはまっていたでしょうか。
ぜひぜひ、多くの項目を満たせる素敵な上司になってください。
以上
と、いうお話でした。
コメント